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 日記(屋久島の日々) 過去日記 NO.1


島の北部海岸へ友人2人と出かけました。数年前、友人が見つけたモンパノキの観察です。
モンパノキは、種子島が北限となっていましたが野生種は絶滅し、現在この屋久島にあるものが北限種となっていると思います。屋久島では、モンパノキの生息は確認されておらず、屋久島初の発見だと思います。
モンパノキはムラサキ科スナビキソウ属の植物で旧世界の熱帯から亜熱帯まで成育し、熱帯では年中咲いています。種子はコルク質で水に浮いて生息域を広げます。葉は、食べられますが、屋久島では貴重な木ですので食用不可です。

モンパノキの花 海をバックにたくましく生きる


ギンリョウソウ

山下さんより見たことの無い黄色の腐生ランがあるとのことで、平野の山へ出かけました。
山中に入ること5分、そこには僕も初めて見るタンポポ色(5Y8/14)した無葉ランが株立ちしていて、思わず「ホー」と声を上げてしまいました。ちょっと離れた所にもう一株、花はほとんど終わっており、一本だけ頂花が残っていましたが、これも終わる直前でした。来年再度開花期に合わせ、撮影に行こうと思います。
明日分類学の井原先生に会いますので、デジカメの写真を見てもらうつもりです。

秋ですね~
宮之浦も朝晩が肌寒くなってきました。今夜など窓を閉めないと寒いくらいです。



昨夜知人より黒い水晶を見つけたと電話があり、なんのけ無しに焼酎を飲みがてら出かけたところ、出されたのがこの結晶。なんだこれは!屋久島で初めて見るものでよく分からんので今日産出場所へ皆で行ってみました。がけ崩れがあった所のカオリ一層の所にまだ少し残っていました。図鑑等で調べてみると、どうも電気石の結晶みたいですが明日専門家へ送って鑑定を頼んでみます。結晶はもう少し先のおたのしみ・・・デス


午後3時ごろよりキイレツチトリモチを捜しに出かけました。毎年出る場所は、台風のせいか落葉が厚く積もっていましたが、出そうな所の落葉を取り除きましたが、まだ土の上に頭が出ていませんでした。ちょっと土を掘ってみたら黄色い花が2本見つかりましたので、写真を撮り、埋め戻しました。4~5日したらまた見に行きます。

ツチトリモチ科 ツチトリモチ属

暖地の海岸沿いの林下に見られる寄生植物。高さ10cm程度。シャリンバイ、トベラ、ネズミモチなどの根に寄生。晩秋に開花。
和名は鹿児島県喜入村で発見されたことに由来する。



白谷周辺は気温も下がり、冷え冷えとしていました。
紅葉にはまだまだですが、水分をたくさん含んだコケは青々としています。清流の水がひときわ冷たく感じました。


 ツチトリモチ<土鳥餅> ツチトリモチ科 ツチトリモチ属

暖地の海岸沿いの林下に見られる寄生植物。高さ10cm程度。ハイノキ属に寄生。秋に開花。花穂は鮮紅色。





クワズイモの実が赤く色づいている。クワズイモは、縄文前期か石器時代に南日本に渡来した植物と言われており、特別な処理をしないと食用にはならない。
しかし生命力を考えると、古代の人たちは飢饉に備え大切にしたのかな。
クワズイモは、サトイモの仲間では、種子のできる少数派で繁殖力旺盛、屋久島の低地で元気よく育っている。ちなみにサトイモは、3倍体植物で栄養繁殖しかできないため、一つの生命のクローンが数万年の命を保ちつづけている。
こういう意味では、縄文杉より長生きかな。
クワズイモ クワズイモの実

アオモジの花がきれいに咲いてます。




今日は、国割岳南斜面へヤクタネゴヨウ調査隊のメンバーと調査へ行ってきました。
今回は、川原2号橋上流右岸の測量で標高500m付近の地点を延長測量しました。付近は、直径50~70cm程のヤクタネゴヨウが多く1m以上の大経木は枯れているのが大部分でした。
林床には、昨年から3年ほど前に発芽した幼苗がぽつりぽつりと有り、後継木が育ってきていますが、少し大きくなると鹿の食害にあい成木に達するには難しいそうです。

昼食を終えメンバーと別れて一人登って行きましたが、雨が雪に変わりとても寒くなってきたので下山しました。
道沿いに咲いてたキブシの花が、「かんざし」のようで美しいでした。

ヤクタネゴヨウ調査隊のメンバー
ヤクタネゴヨウ
ヤクタネゴヨウの幼苗
キブシの花かんざし

永田小学校のセンダンの治療をしてました。
100年を越すあの木は、幹の1/3が枯れ木に活性がありませんでした。地下部の治療を中心に実施し、地上部はなるべくいじらないようにして樹体の温存を計りました。
慣れない高所作業車に何日も乗り、腰は痛くなるしシリコン注入に腕は痛いし。
でも、この古木が生きる力を取り戻せるならと思いながらがんばりました。同行した作業の人たちもこの生にむかって、「元気になれよ!」と樹に呼びかけていました。




わらびを採ってきて肉じゃがに入れて食べました。
わらび
肉じゃが

安房港に集められた土埋木の屋久杉
屋久杉は樹脂をたくさん含んでいることから、腐りにくい特徴があります。このため数百年前に切り倒された屋久杉の切り株や残材でも、表面は苔におおわれているものの、内部は朽ちることなく残されています。伐採当時は使えませんでしたが、加工すると木目の変化が美しいことから、保護された地域以外で採取され、屋久杉工芸の素材として活かされています
土埋木の屋久杉


永田小学校の1月に治療を終えたセンダンを診てきました。
各枝の先端よりやや中ほどから新芽がたくさん見え一安心。
付近のセンダンより若干はやく芽を出したようでこのままいくと夏には校庭に涼しい緑陰を作ってくれそうです。
百年あまり子どもたちと過ごしてきたセンダンです。さほど寿命の長い樹木では無いのですが、今後も子どもたちといっしょに樹齢を重ねてほしいと思います。
1月のセンダンの樹(治療直後)
1月の状態

新芽が出てきてます。
ヤクシマアジサイが咲き始めました。
ヤクシマアジサイが咲き始めました。
オイランアザミが花盛りです。
オイランアザミが花盛りです。
エゴノキの花が咲いてます。
エゴノキの花が咲いてます。

今屋久島では、一番茶の摘み取り作業が最盛期です。
早生系の品種(クリタワセ・ユタカミドリ)から、普通系(ヤブキタ等)へと変わり早朝より摘採機が畑で作業を行っています。
屋久島でも近年カブセ茶の生産が多くなってきています。
カブセ茶は、新芽に寒冷紗をかけ日光をさえぎるため(約80%)、新芽が日光をより必要とする作用が働き葉緑素量を増加させ、より緑の濃い、うま味の増加をねらった技術です。
屋久島のお茶は、鹿児島茶として市場に出ています。
鹿児島県は、全国2位の生産量ですが、全国的にはあまり知られていません。
今年は、一番茶の相場がたいへんよく、農家の方たちの気分も明るいようです。
僕は、アサツユとヤブキタをブレンドしたお茶が好きです。

屋久島茶

屋久島茶

西部の森は、昨年の度重なる台風がこたえたのか芽吹きが少し遅れているように感じました。
道沿いのクロバイとサクラツツジは満開でしたので、花だけ撮ってきました。
また、おサルの赤ちゃんを期待していたのですが、まだ出産していないのか道側は、オスザルと子ザルがほとんどでした。

西部の照葉樹林
西部の照葉樹林
サクラツツジ
サクラツツジ
クロバイ
クロバイ

海の香り豊かなごちそうでした。







キリシマエビネ
キリシマエビネ

本日は、県の樹木医のメンバー3名と縄文杉の診断に行って来ました。
木の比較的低い位置の全ての面に12ヶ所もの樹皮を剥いだキズがありキズは辺材部にまでおよんでいました。
キズついた木の部分より真っ赤な樹液が出てきており、まるで縄文杉のなげきの涙のようで大変痛々しい状況でした。
執拗に付けたキズの多さや場所を見て偏狭的な感覚をうけ、ちょっとショックでした。
5月30日より6月1日まで、治療にあたります。

縄文杉を観察している様子

縄文杉

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